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3.地球の聖地、モナルカ蝶のミチョアカン 4.メキシコ市内観光とテオティワカン
5.タイルの家の物語その1、その2 6.タイルの家の物語その3、その4
5.タイルの家の物語その5、その6 6.タイルの家の物語 最終章
9. カリブを変えた砂糖、コーヒー、紅茶
 

カリブを変えた砂糖、コーヒー、紅茶 その1

【 〜その1〜 】

2011年が始まった!と思いきや、アッと言う間に2月になってしまった。私のメキシコで迎える正月は、何とも気抜けしていて、緊張感に欠け、ダラーーとしている内に過ぎてしまう。小林一茶の名句「めでたさも中位(ちゆうくらゐ)なりおらが春」に通じる気分である。(勝手に、気分を通じさせるナ!意味内容が全く違うノダ)。しかし、これは決してメキシコのせいではなく、私が還暦も、更年期も過ぎた古い世代だからなのであろう。若い頃、日本で過ごした正月は、どこか身の引き締まる感じがしたものである。第一、やたらと寒かったし、おせち料理がうやうやしく飾られ、待望の高額「栗きんとん」にありつける唯一の機会でもあった。そこで、ハタと気付いたのだが、私のメキシコ正月緊張感欠如の元凶は、「栗きんとん」不在にあったのだ!「栗きんとん」と言えば、和菓子の王道?泣く子も黙る世界遺産的日本菓子?なのである。
ところが、最近の日本在住若年世代は、和菓子も含めた甘いお菓子を「スイーツ」と呼ぶそうである。「スイーツ」と呼ばれて一番驚いたのは、きっと、和菓子本人であろう。千年以上も清らかに身を守ってきたのに、いつの間にか、西洋菓子一派に我が身を乗っ取られてしまったからである。 私が和菓子の悲運を、メキシコの地で嘆いていると、一人のメキシコ青年が近づき、「僕はメリダからメキシコ市に日本語の勉強だけの為に上京しました。その目的は、日本に渡り、和菓子職人の道を歩みたいからです。和菓子は日本人、いや、人類の誇るべき芸術です。あのしっとりとした、上品な甘さ、季節さえ感じさせる姿、味わいは、西洋のケーキなどの「スイーツ」と一緒に語れるものではありません。僕の人生の目標は、和菓子の秘技?を極め、あの高貴な甘味をメキシコで広める事です。」と言うのであった。正直言って、私は唖然としてしまった。数十年に渡る日本語教師生活で、日本語修得目標が和菓子職人という学生は初めてなのである。これはきっと、私の嘆きを和菓子の神、天照あんこ大御神がお聞き届けくださり、この青年をお送りくださったに違いない、と確信したのであった。
しかし、メリダ青年は、熱っぽく和菓子職人への道を語った後、表情を暗くして、「でも、メキシコにはアンコがないんです。アンコがなくては、和菓子は無理ですよね。アンコをどうやって作ったらいいのか、、、、、。アンコには苦労しているんです」と呟くのであった。そこで、私は青年をなぐさめようと、私のアンコ苦労話を持ち出した。それは、今を去ること10年ほど前、成田空港からメキシコ行きフライトの搭乗手続き中の出来事であった。私の古いジュラルミン製のスーツケースが検閲に引っかかったのであった。スーツケースの中に、何やら不審物があると、透視カメラの係員が言うので、警備員が駆けつけ、私とスーツケースを別室へと誘導した。そして、警備員氏は重々しく、「スーツケースを開けてください。中身を確認いたします」と言うのであった。勿論、私は一般市民なので、ピストル、刀、麻薬などを持ち出す計画はない。何かの間違いであろうと、すんなり鍵を開けると、警備員氏は緊張した面持ちで、中身の検閲を始め、「ア!!」という表情をして、或る物を取り出し、私に「これは何ですか?」と詰問した。そこで、私は悠然と答えた。「それはアンコです」。
警備員氏「アンコですか?」、私「ハイ、アンコです。特産の高級こしあん1キロ袋アンコです」。警備員氏「アンコをメキシコに持って行って、どうするのですか?」、私「メキシコで食べるのです」、ここまで警備員氏と日本語会話初級編を大人しくやっていた私だが、ついにキレて「警備員さん、あなた、それでも日本人?!!! アンコ、食べた事、ないんですか?
日本人がアンコ1キロ袋をスーツケースに入れて、どこが悪いんですか!!アンコは食べるに決まっているじゃないですか!!警備員さんはアンコを顔にでも付けるんですか?!あなたの質問は正気の沙汰とは、思えません!!」と毛を逆立てて言った。すると、警備員氏は弁解にでて、「実は、検査官がこのアンコ1キロ袋をプラスチック爆弾の疑いがあると言うものですから、、、、。御迷惑かけてすみませんでした。しかし、ともかくアンコで良かった。アア、良かった!」。(ちっとも良くない!)
一大事件一件落着の警備員氏は急に親切になり、「また、アメリカで検閲がありますから、プラスチック爆弾と間違われないように、手に持って歩いた方がいいですよ。スーツケースに入れて置くと、疑われますから」と忠告してくれた。したがって、私はアンコ1キロ袋を小脇に抱え、メキシコ行きフライトに搭乗することとなったのであった。 この私のアンコ苦労話に較べれば、メリダ青年の苦労など取るに足りぬものであろう、と思うのは私一人でありましょうか?。

その2へ、続く

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