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カリブ海 その14

【 〜その14〜 】

前号で、セント・トーマス島、セント・マーチン島の現在の住民はアフリカ系の人ばかりで、原住民のカリブ人はほぼ全員死滅してしまった、と書いたが、その元凶はヨーロッパ人、特にスペイン人であった。事の起こりは、世界史超有名人コロンブスが、「黄金の国、ジパング日本」を目差して、アメリカ大陸にぶち当たったという想定外の事件である。幸か不幸か、このカリブの島々に本当に金があったので、スペインからカリブ海目差して、一攫千金狙いのゴールドラッシュが始まった。

カリブ海征服を目差したスペイン側は、当時の最新兵器、鉄砲、大砲の飛道具、一方の防衛カリブ・インディオ側は伝統兵器、弓、槍、投石、黒曜石ナイフであった。勝利者は当然、カリブ・インディオ側、である筈がない。カリブ・インディオ側は「捕獲」され、金鉱採掘に死ぬほどこき使われ、かなりのインディオが本当に死んでしまったのである。しかし、この段階では、まだ全員死滅ではなかった。いったい何がある人種を滅亡させたのであろうか。それは、「細菌兵器」ともいえる伝染病であった。

ゴールドラッシュ集団の中に、伝染病患者、特に天然痘に罹っていた者がいたらしい。天然痘は日本では疱瘡(ほうそう)、水疱瘡(みずぼうそう)と呼ばれるのが一般的だが、感染力が異常に強く、死亡率も高い恐怖の伝染病であった。半世紀以上前、まだ子供だった私は、「痘痕(あばた)顔」「痘痕もえくぼ」など、今では死語になった「痘痕(あばた)」をよく耳にしたものである。この痘痕は、天然痘に罹り、九死に一生を得た者の顔、体に生涯残る無数の黒い点である。この細菌が目に入ると失明の恐れがあり、「独眼流政宗」との異名を持ち、豊臣秀吉や徳川家康からも恐れられた伊達政宗(だて まさむね)も、幼少期に疱瘡を病んで右眼を失っている。

イギリスには、天然痘による「痘痕(あばた)」が体全身に残り、その為なのか、数奇な運命を生きた偉大な女性がいた。エリザベス一世女王である。彼女の肖像画を見ると、どれも顔面真っ白、無表情である。その白さは並みの白さではなく、まさに白壁もビックリ!の白さである。それもその筈で、彼女は顔面は元より、指先まで白壁塗りをしていたそうである。それは何故か?シワ隠し?ではなく、「痘痕(あばた)」隠しの為だった、と言う。エリザベス一世は、生涯、結婚しなかったので「バージン・クイーン」と呼ばれ、男性との結婚よりも、「イギリス国家と結婚する」と公言し、当時、貧乏小国、後進国イギリスを大英帝国へと導いた女性である。(アッパレ!!アナタの結婚は正しかった!)。

彼女が死亡率の高い天然痘に感染しても、アバタで済んだのは、ヨーロッパは何度も天然痘の流行があり、治療法が進んでいたのと、体内に免疫があったからである。医大生の娘によると、人間の免疫抗体は母乳によって、赤ちゃんの体内に入るのだそうだ。特に、初期の母乳は免疫抗体の濃縮液で、白いというより、黄色いクリーム状をしている。これを新生児に飲ませる事で、伝染病に罹り難い体になるそうである。母乳を単なる乳幼児用食料と侮ることなかれ!類人猿以来の免疫抗体の濃縮薬液なのであるゾ!

不幸な事に、新大陸には天然痘という伝染病もなく、よって、この濃縮薬液にも恵まれず、スペインからの天然痘に全員感染し、あっと言う間に、死滅してしまったのである。伝染病が地球上の一つの人種を消滅させたのである。しかし、この天然痘は意図的にカリブ人に感染させた訳ではなかった。なぜなら、カリブ人は金鉱採掘労働力だったのだから、彼らに死滅されては、征服者は困るからである。

ところが、伝染病天然痘を「細菌兵器」として使用し、一部族を殲滅させた例がある。イギリス軍が北アメリカに侵入、その地を征服、植民地にと行軍していたが、北アメリカのインディアンは誇り高い戦闘部族で、弓、槍で「服従より、死を!」という勢いで、イギリス軍に襲い掛かってくる。イギリス軍はこれを最新兵器の銃、大砲で迎え撃つが、なにしろ敵の人数は無限なのである。このままでは、銃、大砲の弾も尽きて、敗北は目前であった。

そこで思いついたのが「細菌兵器」によるインディアン殲滅作戦であった。だが、決して「細菌ロケット」を敵陣めがけて打ち込んだ訳ではなかった。だだ、親切そうに「救援物資」とか言って、インディアン側に毛布をプレゼントしただけである。そして、このプレゼント毛布を貰ったインディアン部族は全滅していった。それは、このプレゼント毛布がイギリス軍天然痘患者使用の「細菌毛布」だったからである。イギリス軍は戦闘だけでなく、「細菌毛布兵器」で北アメリカ征服に勝利したらしいのだが、これはハリウッド・アクション映画には向いていないので、一般公開されないままである。

だが、しかし、「細菌兵器」はイギリス軍の発明兵器ではなかった。ヨーロッパ中世では頻繁に使われた常套手段で、伝統兵器であったのだ。ただ、「細菌毛布」の代わりに「細菌生首」の違いがあるだけである。

その15へ、続く

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